2015稲作 その2

Evernote Camera Roll 20150412 222751IMG_89973月24日の種まきから19日後(4月12日)。

現在の稲苗の状況です。次回はもう少し詳細な画像を撮影しようと思います。

品種により成長の差があることは理解できますが、同じ品種、同じハウス内で成長の差があるのが不思議です。

予定通りに成長すれば4月の24日前後を目安に順次田植えになります。

 

田植えの前に田んぼの準備も行います。

田んぼの畔道は毎年、表面を新しくたんぼの土で塗り直します。これも大半は機械作業なのですが3メートほど塗り残しが残ります。

この部分、塗らなくても影響が少ないせいか大規模農家さんはそのままです。

ですが、わたしは家庭菜園、趣味のレベルですから興味半分で挑戦してます。きれいに整った畦にあこがれているのです。

しかし、畦塗りを教えてもらった事も無く、それならば見よう見まねで覚えようとしたのですが、田んぼに人がいない!

現在、田んぼの管理は大規模農家に委託してるケースが多くて、たまに人を見かけても見回り程度、すぐに次の田んぼに向かっているようで、作業をしている人を見かけることなんてありません。

まねる力!でチャレンジしようとしたのですが、田んぼに人がいないとは。昔はおじいちゃんとおばあちゃんが田んぼで何かしら作業していたのですが残念です。

畦(あぜ)は田んぼの中の通路です。手前が作業箇所ですがお粗末すぎて拡大画像は無しです。
畦(あぜ)は田んぼの中の通路です。 手前が作業箇所ですがお粗末すぎて拡大画像は無しです。

畦塗り動画を検索し、作業の流れを覚えチャレンジしたのですが、やはりコツがわからず表面上はなんとか仕上がりましたが泥がしっかりと定着していないので簡単に崩壊しそうです。画像撮影する余裕もなく途中経過もありません。

泥を作って畦に塗り、表面を鍬で均すと言う簡単な作業なのですが、巨大な泥ケーキのクリーム塗り遊びのようになってしまいました。残念。

 

来年への覚え書き

  • 畦に雑草が生える前に行うこと
  • 表面を削りとって新しい土面を出すこと

建築左官の原理で考えると、新しい泥を土面に固定するわけですから、下地が大切のはず。うーむ、やはり叔父さんに教えてもらおう。

田植えの前に代かきと言う作業があります。

代かきは簡単に説明すると田んぼの土ならし、下地作りです。植物を植える前土の表面を平らに均しますが、田んぼでも同じことを機械によって行います。

 

 

 

 

2015稲作ーその1

お彼岸の中日を合図に、稲作の準備がはじまります。

昨日はその稲作の重要な作業のひとつ、苗の種まきでした。

今年のお米は「ふさおとめ」と「コシヒカリ」、メインは「コシヒカリ」です。

機械が進んだ稲作にですが、種まき、田植え、稲刈りは一族揃っての人海戦術の作業です。

現在、育苗はプラスチック製のコンテナに種をまき、管理しています。

今回の作業は稲を育てる育苗箱に、種をまき、土を被せる作業なのですが、その数900箱。

ベルトコンベアの作業能力は180箱/時間なので5時間ほどの作業時間です。

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機械の後ろに見えているのが育苗コンテナです。コンテナは左から右に流れていきます。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、私の作業は20キロの用土を軽トラから下ろして(80袋)、5袋毎に一握りの消毒剤を散布混合する用土作り。

 

02開始時はどこかぎこちなかった連携プレーもスムーズになり一時間ほどでこんな感じ。

お昼を挟んで皆で黙々と作業が続きます。

途中、おちびちゃん達と遊びながら楽しく作業。来月から小学校かあ。大きくなったねえ。

 

 

 

 

 

03なんて話をしながら16時には無事作業完了。

この機械が登場する前は、コンベアの駆動が人力だったので、ムラができて大変だったし、終わりの時間が読めなかったとのこと。
今は作業時間も読めて楽になったよー、と現在も現役の叔父が笑ってました。

ちなみに、用土係の私ですが夕方にはもう腰にキテまして、その日はグッスリと眠れました。

 

 

 

順調に育てば、一ヶ月後は田植えになります。その前に田んぼの方も準備を整えます。

穂揃期

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東京でゲリラ豪雨の次の日。千葉の田んぼも不安定な空模様。今日は残してしまった農道の草刈りです。

「二回草刈り」と呼ばれる草刈りの方法があります。カメムシ対策の草刈りなのですが、バッチリタイミングよく草刈りするだけで効果で出るとのこと。私の田んぼ仕事の方針は、なるべく除草剤、殺虫剤を使わない なので「二回草刈り」理論はピッタリなのです。

  • 出穂3週間前と出穂期に草刈りをする
  • 出穂期前後の畦畔イネ科雑草に穂がないようにする
  • ※別冊現代農業2012年10月号

しかし、農道の雑草が穂を出してます。この時期に畦畔(けいはん)雑草に穂は出さないようにしたかったのですが、少しタイミングが遅れてしまった。うーん、難しなあ。まあ、一部分なので良しとします!

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私の田んぼも穂揃期に入ったようです。今後、2週間は常時湛水状態での水管理を目指していきます。

 

今日の田んぼ 出穂始

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本日、初めて出穂 を見ることができました。

出穂始といいます。

ちなみに 出穂 と書いて しゅっすい と読みます。

これから穂が出て籾の中身が詰まる期間(登熟期)に入っていきます。稲は、この期間に最も水を必要とするので水管理が大切になってきます。

毎日、田んぼに通い水管理をしたいのですが他の仕事もあるので、対策を考えていきます。

問題点としてとりあえず2つほど。

  • 田んぼに高低差があるので、水が平均して入って行かない
  • 用水をせき止めるのに、時間がかかる

これをクリアーできれば、用水管理を母に頼むことが出来そうなので、改善していきます。

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今日の田んぼの全景。

寒気が入ってきたお陰で少し涼しい一日でした。

今日の作業として、畦の草刈りをしてます。

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夕方になると稲の葉先に水玉が着いてキラキラと輝いています。こういう綺麗なモノが見れると、野良仕事も良いなあと思いますね。