無垢スギ板の表情

O邸の無垢杉板貼りです。

今回は脱衣洗面室にも無垢杉板を貼っています。

一般的な住宅では脱衣洗面室の床材はCFシートと呼ばれるビニール材を採用しますが

無垢杉板にワックスを2度塗りして撥水効果を高めています。

また、紅色の強い心材を選び出しました。

狭い室内で全ての板材(計63枚)を順番に広げて分別、その後ワックス塗装するこの工程、もー大変でした。

でも、この一手間で仕上がりが大きく変わってくるので大切な一手間です!

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完成した脱衣洗面室の床の状況です。紅色の心材の様子がよく解ると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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こちらはリビングの白太部分が多い箇所です。同じ杉板材ですが表情の違いがわかるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

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白太部分の木目です。木目好きにはたまりません!

 

 

 

 

 

 

 

 

木目や色等、同じモノが無いと言うところが自然素材の特徴の一つです。均一では無い素材の違いを楽しむコトができるのが自然素材の良いトコロでもあります。

杉の無垢板を選びました

現在進行中のO邸、床材として杉の無垢板を貼る予定です。

無垢板で仕上げた床は、風合いも良く、また足触りも良いのですが、杉の無垢は特に足触りが良く感じます。

反面、傷つきやすい性質もあるので採用には躊躇していたのですが縁あって杉の無垢板を採用(この辺は後ほど)

少しでも杉板の良さを伝える事ができれば!と思います。

私の出身地は千葉県の山武市、そう、全国でも有名なサンブスギの産地です。

地元の木材を活用して、微々たる力ですが林業の活性化に貢献していきたいと考えています。

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今回採用したサンブスギのサンプルです。サンブスギは紅色が強いのが特徴です。関西方面の白太が多い杉材とは少し雰囲気が違いますね。

紅色部分は心材なので、白太部分より材質が固く油気があるので、日常の生活では気を使わずにすみそうです。

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丸西建材さんの製材所内の様子。丸太から製材された材料をゆっくりと乾燥させています。

天日乾燥が終わった後、床材、壁材等にさらに加工します。

今回は製材の様子を見学できませんでしたが、機会があれば見学してみたいです。

点字名刺で広がる出会いと地域のつながり

仕事で初めて顔を合わせる際の名刺交換。
どんなにデジタル化が進んでも、名刺交換の文化はなくならないと感じています。

名刺の作り方にはさまざまな方法があり、それだけでも興味が尽きません。たとえば、ある材木店さんの名刺は、木材を紙のように薄く加工したものに印字されていました。
「これ、作るの高いんですよ」と笑顔で名刺の説明をしてくれたことを覚えています。

ほかにも、不定形のデザインや厚みのある紙、艶のある仕上げなど、名刺にはその人の個性が詰まっています。

ある仕事で視覚障害者の方とお付き合いする機会があり、その際に名刺に点字を入れることができると知りました。
それ以来、私の名刺には点字を取り入れています。

名刺交換の場面では、こんな会話をすることがよくあります。
「これは点字名刺なんですが、私、いつになっても読めなくて…。視覚障害の方は本当にすごいですね!」
このやり取りをきっかけに、相手が興味を持って点字について話題が広がることも少なくありません。

名刺には、点字で「サチソウゴウセッケイ」と表記されています。点字は視覚障害者にとって重要な情報手段であり、名前を指で読み取ることができる仕組みです。

点字名刺
点字で さ ち と記入されています。

点字の読み方に興味を持つ方も多く、名刺交換の際に「どうやって読むの?」という質問を受けることもあります。この名刺を通じて、点字の世界に少しでも触れていただけたら嬉しいです。

名刺作成をお願いした
「(社福)千葉県視覚障害者福祉協会 ワークショップ四街道」は、四街道市にある視覚障害者支援施設です。名刺交換のたびに、「地域でこんな施設があるんですね」と驚かれることもあります。

実は、私も名刺を作っていただくまでは知らなかったのですが、こうして地域の方々と関わりを持つ機会ができて、ちょっと嬉しく思っています。

きっと、あなたの住んでいる地域にも同じような施設があるはずです。ぜひ探してみてください。新しい出会いがきっとあると思います!