Facebook上で台風対策として、とても参考になる投稿がありましたのでFBでシェアをしました。
その投稿を忘備録としてblogにまとめてみます。SNSのお陰でこのような貴重な情報がシェアできるようになり、ほんとうにに有難いです!
シェア元はこちら。https://goo.gl/aqdWnb
投稿主は松尾設計室の松尾代表です。建物の通気部材専門のメーカー、ハウゼコの神戸社長と松尾設計室の松尾代表が座談会を行った時の内容を松尾代表がまとめてFBに投稿されていました。
ハウゼコの神戸社長は鹿児島に勤務経験があり、鹿児島では風速50メートルの台風は毎年経験済みで、その時の経験を話されていたようです。
鹿児島の住宅において行われていた台風対策として以下のようになります。
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大窓にはすべて雨戸かシャッターをつける。
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小窓に関しては鹿児島では準防火地域ではなくても網入りガラスを入れる
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飛散防止対策としてカーポートにネットをかける。
台風に慣れてくる?と他人に迷惑をかけないように対策をすることができる。
ネットはゴルフ場で使っているようなグリーンのネットが多かった。
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屋根が飛ぶのは屋根下地が腐っているから。屋根の腐食対策が必要になってくる。
台風21号の風速50メートルを超える暴風雨で被害を受けた関西地方ですが、今後はそのような災害が全国に広がっていく可能性もあります。
今後の家づくりでも、鹿児島の住宅で行われていた対策が重要になってくると思います。
千葉では雨戸やシャッターが無いの建売住宅も
千葉の建売住宅でも、2階に雨戸やシャッターが無い住宅を見かけます。比較的新しい物件のほうがその傾向があるようです。
建物の印象では雨戸やシャッターが無い方がシンプルでスッキリとした印象がしますし、予算が厳しい時には減額の対象にもなってきます。
今まで大きな被害を受けたことが無い地域ですから仕方がないとも言えます。
ですが、これからの異常気象を考えると、雨戸やシャッター無しでは建物に大きな被害を及ぼす可能性が大きくなってきますから、今後の家づくりでは雨戸やシャッターは必須です。
高性能サッシに雨戸は取り付け可能か?
標準仕様ではありませんが取り付けできます!
さんむの家ではYKKの樹脂サッシを採用したのですが、カタログでは雨戸は標準仕様にはなっていませんでした。
ですが、工務店さん、YKKさんと相談し汎用の雨戸を流用して取り付け、工務店さんに鏡板を木製で作ってもらい雨戸を取りつけることができました。
納まりも苦労しましたし、コストアップになってしまったので竣工時は悩みましたが、今年の台風の被害を目にすると、雨戸を取りつけてひと安心しています。
基本性能が大切
家づくりでは住まい手の沢山の理想と実現するための予算の関係があります。
機能満載のキッチン等の設備類に目が行きがちで、断熱材や耐震性など目に見えない部分には後回しになっていませんか?
ですが完成後に追加ですることができない家の基本性能に予算をかけるべきです。
今後は雨戸やシャッターも基本性能の一つになると思いますので、家づくりの時は雨戸やシャッターを忘れずに採用してください。
最後に私のFBはこちらです!https://www.facebook.com/oga.kouki
追記
FBにハウゼコの神戸社長から追記のコメントをいただきました。
>カーポートのポリカは外れやすく、外れるとブーメランのように飛んで行って、ささります。
>それを防止するために、ゴルフの練習するときによく使う緑色のネットをカーポートの上から掛けて、飛んでいくのを防ぎます
カーポートに使われているポリカがブーメランのように飛んでいく様子を想像すると恐ろしくなりませんか。
台風時の飛散画像をみると紙のように屋根材が飛んでいきますが、それぞれにそれなりの重量があり凶器ですよね。
>ネットをかける、ちょっとしたことで、災害は防ぐことができます。
飛散物も元をたどれば持ち主がいるわけですから、各自の注意が重要ですね。
本当に災害対策が必要な時代が到来したように思います。
追記
20190203
エコハウス大賞シンポジウム 松尾和也先生の講演より
シャッターとサッシの間に段ボールを詰めるとシャッターがバタつかないようです。