「ストック時代の建築の新しい仕事」その1

日経アーキテクチュアセミナー「ストック時代の建築の新しい仕事」に参加してきました。

やはり皆さん、今後の建築業界の動向に感心があるようで、セミナーは満員。キャンセル待ちで受講してきました。

今回の講師、松村秀一先生、清水義次先生 が活動されている概要は、日経アーキテクチュア等で理解しているのですが

もう一歩理解を進める為にはやはり生Liveが一番と考えての参加です。

日本における建築産業の転換期 松村秀一(東京大学)

松村秀一先生のキーワードは”ハコの産業から場の産業へ”

戦後から続いてきた、新築市場の考えから脱却し、市場に流通している既存の建物を、上手に活用していく再生市場への変化が必要があるとの事。

新築住宅産業の住宅が完成していくまでのシステムはまったくムダがなく見事なのですが、既存の建物を改築してくシステムには適応することができません。

新築住宅の市場が減少していくと予想されていく中、改修というシステムに対応していく考えかたの変化が必要になります。

”ハコの産業から場の産業へ” 変革するためのTips

  • 空家とは、住宅産業に関わってきた様々な人の苦労の結実であり、それぞれの空家は国民がローンを組みながらも一生懸命支払い手に入れてきたものである。
  • 空家をみたら、それを資源と観ること。ココに空間資源があった!と考え、良さを見つけてあげること。
  • 従来の短所を見つける評価ではなく、短所を補ってあげる評価をすること。
  • 建物の良さを見つけてあげる、引き出してあげる能力が必要。
  • そして短所ついては、従来の手法で対処してあげること。
  • ただし、対処をするには多能工が必要であり、多能工的チームの編成を心がけること。
  • 余剰空間(空家)と利用者を出会わせる事も我々の仕事になってくる。

働き方も、様々なスタイルが出てきています。

これらを上手に結びつけていくコトがこれからの仕事だと再認識することができました。

今後は建築士として設計の仕事をしていくのはもちろん、社会で働く一個人の一つの強みとして”建築を知っている”という肩書きで、

様々なコト、場作りに関わって生きたいと考えています。

まずは、SNSグループのメンバーが、現実に交流することが出来る場を作り上げることを目標にしていきたいと考えています。

 

 

 

 

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