天然素材を選ぶ理由
1.さんむの家、内装工事がいよいよ終盤へ
残暑が続きますが風は秋の気配です。
内部の木工事があらかた終了し、いよいよ内装工事が始まりました。まずはボード下地工事のパテ打ち作業に入っています。
パテ打ちが始まると工事が終盤にさしかかることを感じます。仕上げ材が薄塗りの天然内装仕上となるので下地の調整もクロス張りと比較すると念入りです。
2.天然素材の魅力:風合いと肌触りがもたらす心地よさ
さんむの家で使っている内装仕上材は薄塗り仕上げ材です
天然素材の良い所は、なんと言っても風合いや肌触りにあります。
これはメーカー素材と呼ばれる、大量生産されるビニールクロスや複合フローリングで味わうことがきません。
薄塗り仕上げ材を使った塗り壁はビニールクロスに無い質感があります。
無垢材の木の床の肌触りは心地よく、気がつくと素足になっています。
このように天然内装材は暮らしている時のちょっとした瞬間に、気持ちの良い喜びを感じさせてくれます。
3.天然素材が描く時間の美しさ
さらに天然素材は時がたつと風合いの良さがましていくので、その家で暮らしていく楽しみの一つになります。
天然素材での家づくりでは家の美しさは家が完成した時がスタート地点になり、時間経過によって新品の美しさから風合いを重ねた美しさへ変化していきます。
一方、メーカー素材では素材が美しく経年変化することは無く、完成した瞬間が一番美しくその後は経年劣化することになります。
4.天然素材の課題とその魅力
もちろん欠点もあります。
天然内装材はメーカー素材と比較するとコストも上がります。
工場で大量生産しているわけでは無いので、仕上がりにばらつきが出ることも多いです。
そのような欠点を認めることができるのならば、仕上がりのばらつきも天然内装材の魅力に感じることが出来るのでお勧めします。
5.次の工程:ビーナスコート仕上げの魅力
パテ下地が終わった後、天然内装材のビーナスコート仕上となります。
ビーナスコートとは?
ビーナスコートは、薄塗りの天然内装仕上クリーム材で、主な原材料は「卵殻」と「火山灰」です。
特に「卵殻」を原料としているのはビーナスコートだけだと思います。メーカーによれば、この「卵殻」はマヨネーズ工場で廃棄されるものを再利用し、乾燥・粉砕の工程を経て原料化されているとのことです。
再生素材を活用したこの仕上材は、環境に配慮した製品としても注目されています
描いている完成予想図と同じになるはずですが、楽しみと緊張感が入り交じった気持ちがします。
下地調整後、本塗りへと進みます。
次の工程はこちらからどうぞ
ビーナスコートの仕上がりをご覧いただけます
工事の詳細をご紹介しました。完成後の仕上がりはこちらからぜひご覧ください。