こんな時こそ慌てない

突然の長い春休みがはじまりました。

我が家は、長男(高3)、次男(高1)ですからまだ楽です。

我が家は共働きだったので、小学校の低学年のお子さんのいる家庭は大変な事が想像できます。

長男の卒業式が生徒だけになって淋しいくらいですかね。

次男は学校でiPadを使っているので教材はそちらから。連絡はGmail等を使いこなしている様子。

お昼は外食だと大変なので子ども達と簡単に調理する予定です。

料理のYouTubeを探してもらって何か作ってもらいます。

男でも料理して欲しいので良い機会と考えなおして楽しみます。

 

現在、コロナウイルスの影響で建材類が発注を受け付けていないので、まったく見通しがつかないので、ビルダーさん達も苦労している様子。

夏前後に着工予定の物件があるのですが、どのようになるのか全く見通しがつかず様子見の状況です。

関係諸氏とは個々に御連絡をとっておりますが、何か不安点がありましたらご連絡頂ければと思います。

設計の仕事はかえって捗っております!

 

打合せはzoom等を積極的に取り入れている方が多いので、特に問題なしです。

どうしてもの対面打合せの時は出かけますが、その時はマスクをして出かけます!

今後はzoom等が最低限のスキルになりそうですね。

 

前回の投稿は軽井沢出かけた話。旅の途中こんな温気な旅はしばらく無いかな? と思っていたのですがまさか現実になってしまうとは。

色々と大変な時期ですが、慌てずできる事に集中して生きましょう!

 

建物探訪 森のカフェ 軽井沢南ヶ丘 

先日、森のカフェ 軽井沢南ヶ丘に建物探訪してきました。今年は暖冬ですが丁度寒冷前線の影響で軽井沢は―5℃との事前情報。パッシブハウスを体験するにはちょうど良いタイミング。

建物探訪だけでなく、寒冷地でパッシブハウスで建物性能を体感しながら、宿谷先生の講義で厳冬期の住まい暖かさを改めて学びなおすツアーでした。

森のカフェ 軽井沢南ヶ丘はパッシブ認定を受けた本物のパッシブハウス。設計者はオーナーで、建築士の菊池さん。

建物の性能はパッシブ認定で証明済み。それに加え、ディテールはもちらん、インテリアの分野でも活躍されているだけあり色彩のコーディネートが素晴らしい。

リビングの一面がドーンと本棚になっているのですが、一部が窓になっており目線が抜けて外の景色が見えるせいか、圧迫間が無い印象。事前に写真で拝見してたよりも軽やかに感じます。

外観はいたってシンプルですが、隣地との関係や、軽井沢独特の斜線規制等、クリアするべきことが沢山あり苦労されたそうです。

パッシブ認定を受けるにあたり、そのためのディテールも。

引き算されたシンプルな形ほどデザインに時間が必要な事はすべて一緒だなー とフムフムひとりで納得。

宿谷先生の講義は寒冷地の軽井沢で、建物内で暖かさを感じる仕組みをエクセルギーを交えながら、頭で理解し、そして体感することが目的。

菊池さんご夫婦が外出して室内に入ると感じる ”包まれるような感覚”をまさにそれがエクセルギーを感じていると先生は評されていました。

この勉強会は室内環境をシミュレーションソフトで結果を求めるだけで終りにせず、壁の中でどのような現象が起きていて、私たちがどのように受け取っているかを勉強しています。数値だけでなく人が感じる感覚を大切にする学びは新鮮。今までの知識をアンラーンしているような学びがありますがとても楽しい講義です。先生の講義についていくだけで必至なんですけどね。。。

そして菊池さんのご主人が腕を振るうランチで心とお腹に栄養補給。いまはカフェの営業はお休みしているそうですが、特別に。

サンドイッチのパンをトーストの違いで楽しませてもらったりと心配りを感じます。コーヒーも丁寧な淹れたてで美味しかったです。豆はなんだったのかな?勉強で余裕が無くて聴き忘れてしまいました。

お勧めはホットワイン。ぶどうジュースがベースで、ノンアルコールでも甘すぎず満足。軽井沢までクルマで来ても、ドライバーも楽しめると思いますので是非!

皆で記念撮影。画像は菊池さんからお借りしました。

会に誘ってくれたのはPHJの仲間の丸山さん。設計者だけの勉強会も楽しいですね。

毎日PCの前なので、気分転換と勉強ができて楽しかった。またどこかに行きましょう!

また菊池さんご夫妻には、貴重な場を提供していただき感謝しています。ありがとうございました。

BIS認定試験に合格

BIS認定試験に合格しました。

何歳になっても試験は緊張するし、合格すると嬉しいものです。ちなみにBISは北海道でうまれた、断熱気密や暖房・換気に関する技術者です。寒冷地に特化したした資格です。温暖な千葉では氷点下になることはほとんどありませんが、断熱気密などの理屈は同じはず。

千葉では少し間違っていてもどうにかなる?けど、北海道の気候では命取りになる厳しさがあり、しっかりとした技術、基本を知ることは必要と考えた次第です。いや、間違った知識では温かい家にはなりません。UA値は必要ですがそれだけでは温かい家にはならないのです。

この試験を受けなかったら、暖房度日数、暖房設備容量、灯油消費量を手計算するなんて事は無かったでしょう。普段使っているシミュレーションソフトの理屈をほんの少しでも理解できたので良かったと思ってます。

テキストとして使われた “北の住まいの熱環境計画 2015年” もとてもよくまとまっていて、温熱の勉強を始めてからつぎはぎ状態の知識も整理できました。あちらこちらから聞いた知識がこの一冊に!です。以前の現場で悩んだ事についてもまとまっていて、あの時この一冊があれば。。。と思う点もあります。

BIS認定 あらためて北海道で知りたいこと

無事テストは合格しましたが、始まりの第一歩。どうやって実務で生かして生きましょうか。北海道の実務者の皆さんが、寒冷地での技術をオープンにしてくれたように広めていかないとね。技術はオープンソースでひろまる時代ですから。

特にパッシブ換気については是非取り入れたい技術。建物内の上下の自然温度差によって生じる換気動力が主動力になるので、動力が不必要なのは魅力的です。

以下は個人的の目標。テストでまだまだ理解できていないことも見つかり、まだまだ勉強することがたくさん。

BISの本拠地、北海道での極限の状況を体感したいと思っています。やはりテストの合格だけでなく実地での体感が大切。

岐阜の森こうすけさんが開催されている北海道断熱修行の旅 来年は参加したいと考えてます。

 

2020年 明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

事務所は1月6日(月)より始業しています。

本年も「自然の力」を理解し活かした家づくり、建築に関わって生きたいと考えています。

2020年もどうぞよろしくお願いいたします。