さんむの家改修工事が始まりました。
築40年の住宅のリフォーム工事です。
断熱改修、耐震改修、間取りの改修、スケルトン改修です。
太陽光パネルの工事が始まりました。
さんむの家では タニタハウジング エコテクノルーフを採用しました。
一見すると普通の太陽光パネルですが、屋根葺き材と太陽光パネルが一緒になった部材です。
施工方法は屋根下地材にアルミ残を取り付け、そこに屋根パネルを落とし込んでいきます。
この構成のために部材の精度がかなり高いようです。
実際、施工の様子を見ているとパネルの落とし込みの際も緩くもなくキツくもない丁度良い施工精度のようでした。
この工法の良い所は屋根パネルと屋根下地材の間に通気層を設けることができること。
通気層の効果で屋根下地の通気が確保でき屋根下地の耐久生の向上が期待できます。
この効果を有効にするためにはルーフィング材の選択が大切になり、透湿ルーフィング材の「タイベック ルーフライナー」を選択しました。
良い所ばかりでは無いのが現実世界。そう、唯一の欠点はコスト面です。
屋根葺きが必要無いので屋根工事が不要になった分を陽光パネルの設置に補充することができるのですがそれでも少し足りません。
タニタさんの話では、大手メーカーさんと比べて出荷量が少ないので割高になるとのこと。
ですがコスト面だけを見て高い安いだけで判断では総合的に良い建物は完成しません。
最終的には屋根下地材の耐久性向上と屋根部材の軽量化による耐震性能の向上を総合的に判断していただき採用しました。
また工法の採用について進和建築の千葉さんに相談したところ、理解を得ることができ販路や工事施工の講習会など色々と協力していただけました。
このような新しい工法は施工業者さんの努力が無いと難しいです。
従来の工法を使っていれば余計な苦労を自らすることは無いですからね。
工事完了後の運用が楽しみです。