古民家の改修工事が始まりました。
手始めに屋根からほぐしはじめます。解体のことをほぐすと言います、解体よりも優しい感じがしてこちらの方が良いですね。
仏壇の位牌を調べたところ、江戸時代中期に建てられたようです。今回の改修工事で正式な時代が解ると思います。楽しみです。
古民家の小屋組は扠首という構造で、丸太の先端をとがらせ梁に差し込み上部を縛った簡単なもの。
地震時の水平力をヤジロベエのように揺れて吸収する構造です。
現在の住宅のようにガッチリと構造体を作って水平力に耐える構造とは正反対です。
その実力は江戸時代から今まで地震に耐えていることが証明しています。
内部から覗いてみると一部小屋組が見えました。
現場を眺めてウットリしているばかりでは無く大変なこともあります。
さあ、どうしましょう?