建築設計プロセス

建築設計は、お客様の要望を技術面とコスト面から検討し、「建築の言葉に変換=図面化」する作業です。全ての要望を完全に反映できない場合もありますが、お客様の住まい方、技術的要件、コストを総合的に考慮して図面化します。

「設計料は無料!」というセールスを耳にすることがありますが、これではお客様に最適なプランが提供されるか疑問が残ります。建築工事は全て設計からスタートします。この重要な部分を軽視しては、完成する建物に納得できないかもしれません。

私たちの設計プロセス:

  1. 温熱設計:シミュレーションを用いて最適な環境を設計
  2. 基本案作成前:生涯コスト(将来の光熱費や設備更新費)を含めた性能シミュレーションの実施
  3. 基本設計時:一次エネルギー消費から用途・燃料別の光熱費試算まで、グラフで「建もの燃費」を可視化

見積り調整により、最適な工事金額を決定できます。

相見積りの場合:

  • 通常3社程度の工務店に見積を依頼
  • 提出された見積内容を精査し、過不足がないか確認
  • 最適な建設会社を選定

注意点:見積金額の安さだけで選定すると、契約後に技術力不足が発覚し、最終的に高額になるケースもあります。

特命で見積を依頼する場合:

  • 過去の完成物件を参考に、仕事の完成度や技術を確認
  • 建設会社の負担も考慮した効率的な方法

どちらの場合も、見積の精査は非常に重要です。

現場監理は施工時のミスを防ぐために必要不可欠です。

主な役割:

  • 工事中、建主の代理者として監理
  • 必要に応じて指示書等で是正指示
  • 現場検査の立ち合いと品質確認

建設会社も自社の責任で工事を行いますが、異なる視点での監理により、より良い建物の完成を目指します。