旧いものを未来につなぐ改修設計 — 丁寧な設計でさらに永く住み続ける
2018年に築40年を超える「さんむの家」の改修工事を行い、お施主様に無事お引き渡ししました。このプロジェクトでは、古いものを大切にしながら、新しい価値を加えることで、住まいが未来へと繋がるような設計を心がけました。結果として、歴史ある住まいに現代の快適性と耐久性を融合させることができました。
設計においては、「あるべきものがあるべき場所に自然に収まる」ことを重視し、既存の部材を可能な限り活かしました。これにより、住む人の記憶や歴史を次世代に継承することを目指しています。さらに、新しい素材は時を経て風合いが増すものを選び、古い部材との調和を図っています。また、耐震性や断熱性能も向上させ、快適で持続可能な住まいを実現しました。
現在はさらに進化した技術を活用し、高断熱・高気密なパッシブハウスレベルの設計も行っています。詳細についてはこちらのブログをご覧ください。
DATA
所在地:千葉県山武市
構造 :木造在来工法 2階建
延床面積: 100.19m2(30.25坪)
撮影:花澤一欽
竣工 :2017年
施工:(株)進和建築
断熱性能
屋根 :フェノバボード 60mm
外壁 :アクリアネクスト 105mm
床 :アクリアUボード 80mm
窓 :樹脂窓 (APW330)
玄関ドア :木製断熱ドア ユダ木工(U値=1.92W/㎡K)
暖房 :エアコン
冷房 :エアコン
給湯 :ガス給湯器(エコジョーズ)
換気 :第3種換気
性能データ
1次エネルギー消費量(年間) 177.08kWh/m2
熱損失係数(Q値) 2.56W/m2・K
外皮平均熱貫流率(Ua値) 0.57W/m2・K
相当隙間面積(C値 実測値) 2.5cm2/m2
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